20191108_仕事中に鬱になった件~ぼくと先生は語る~
今日は仕事中に鬱になりました。
鬱というか、モチベーションがなくなったというか、思考力が働かないというか、そういう状態です。
だいたい、睡眠時間が3~4時間程度しかないのがおかしいのですが、とはいってもブログみたいな文章を書く分にはまったく問題なくできる状態でした。
例によって、会話形式で記載します。
先生:
仕事が難しいんじゃないの?
ぼく:
そうですね、仕事は難しいです。仕様が管理されていないシステムほど恐ろしいものはないですよ。
先生:
大変ね。ところで、今日はどういう悩みがあるのかな?
ぼく:
仕事中に、ブログみたいな文章、要するに思っていることをつらつらと書くことはできるのですが、結合試験とか仕事のタスクについて、モチベーションが持てないことがありました。
先生:
文章を書くことはできたけど、検証作業っていうお仕事は手につかなかった、っていうことね。
ぼく:
そうなんです。文章を書くみたいな感じで、自然と仕事の作業もできれば、いいなって思って。
先生:
そういうのは、最近よくある症状なのよ。「ゲームとか好きなことに対しては意欲があるけど、仕事になるとやる気がなくなる」っていう、うつの症状。何に対しても意欲が持てないよりは、軽度な鬱の症状って感じね。
ぼく:
それって、まるで"ニート"じゃないですか?ただの怠け者にしか聞こえません。
先生:
そうね、そういう捉え方をされても仕方無いと思います。でも、こういうのって、もはや「精神論」とか「感情論」でどうにかなることでもないのよ。心療内科的アプローチ、またはその他の外的アプローチというのが必要なの。
ぼく:
僕は中学とか高校とかの頃は、勉強が大嫌いでした。ノイローゼ?っていうのかな、精神的に病んでいました。
そのおかげでひとりぼっちでしたし、根暗になることができたわけです。
先生:
辛かったら、誰かに相談しても良かったんじゃない?
ぼく:
相談しましたよ、親に。「ぼくは精神的な病気なんだ、だから辛いんだ」ってね。そうしたらなんて言われたと思う?「そんなふざけたことを言うな、こっちが頭痛くなる。ああ、血圧が上がる」って言われるんだ。親の言い分はこうです。「病気なんてことを言うから病気になるんだ」
親は心の病について理解できない人でした。そのくせ血圧やなんやという薬は飲みやがるんだ。俺は逆に病気には滅多にならなかったし、なったとしても薬なんて飲まずに治したね。親が「薬を飲め」って渡すんだけど、全部ガムテープに包んでこっそり捨てましたね。
私にとっては薬は悪です。薬こそ毒だと信じています。病気というのは正常に身体の防衛反応だったり、メッセージだったりするのです。「未病」こそ大事というように、対症療法で薬を飲むのでなく、例えば清潔にするとか、運動するとか、健康的な食事にするとか、人間関係を改善するとか、そういう原因自体を改善しなければいけないのです。だから予防接種も受けないですし、病院にもいかないです。そういう意味で、「精神的な病を信じない親」と「身体的な病を信じない子」という、反対の、鏡の、あるいは同一の関係ができていました。
先生:
そうだったのね。苦労したのね。物質主義のご両親だと、精神的なところで辛い思いをすることがあるのかもしれませんね。
さて、話を戻しますね。鬱の対策についてです。
鬱というのは、やる気が起きない状態ですね。
やる気が起きないのは、根暗だからです。
ぼく:
どうしろというんですか。
先生:
根暗でなくなればいいんですよ。仲良くすればいいんです。
甘えてもいいんです。
例えばあなたは、「しないといけない仕事」があったのですね。
あなたは、「しないといけないから、仕事をする」ということでした。
でも、「仕事を進めるにつれて、残りの作業が減り、そんなに急いでやらなくてもよくなった」という状況が起きるわけです。
そうなると、「ちょっと休んでいいよね」ってことで、やる気が起きなくなるのです。
要するに、「強制的にやる、命令でやる」っていう状態だと、こういった意欲減退が起きてしまうのです。
ぼく:
なるほど。でも、どうすればそれを回避できるのですか?
先生:
だから、「強制的、命令的」にしなければいいんです。
好きなことをすればいいんですよ。
ぼく:
最近流行りの、「好きなことで生きていく」ってやつですか。
YouTuberじゃあるまいし。
先生:
別に、あれはYouTuberに限った話じゃないのよ。
あらゆる仕事で、自分のやりたいように生きていけるの。
あなたは、今の仕事は好きじゃないの?
ぼく:
あと、残業はデフォルト(当然のもの)ですしね。
デスクワークなのに休憩もし辛い。
システムが入り組んでいて、難解だったりします。
そして仕様書やドキュメントがいまいちだったりして大変です。
拘束時間のわりに給料はそんなに高くありませんし、マイホームを買うという夢も遠ざかります。
先生:
なるほど、現実と理想のギャップがあるということね。
現状そんなに困窮しているわけではないけれど、インスタ映えするような感じではない、と。
ぼく:
まあ、そうですね。今いろいろ言いましたが、そんなに「ブラック」っていうほどブラックじゃないですし、最悪な環境というわけではないと言えます。
ただ、疲弊している感じはあります。
難解なシステムで、光の届かない迷宮から現れるモンスターの襲撃に対抗するのが大変というか、戦力不足という感じですね。
人員追加しても、新米勇者ではさほど有効な戦力になりませんね。
せいぜい、対症療法の手伝いをしてもらえる感じでしょうか。
先生:
RPGみたい。どうなるのが理想かな?
ぼく:
はい。システムというか遺跡というか、その恩恵にあずかっているのですが、時代とともにほころんできたところが補修されないでいると、魔物が生まれてしまうんですよね。
そのほころびを補修する必要があるのですが、難解な迷宮を踏破できる実力者が少ないというのが現状です。
対症療法というのは、住民に被害が出ないように、迷宮から飛び出してしまった魔物を退治するんですが、それに手間がかかって、その根本原因を治せないというのはまずいです。
迷宮を進んでいける勇者は、いないわけではないのです。
人数が少ないのです。
勇者が、実力者が、増えるのが理想です。
迷宮が解明され、修繕され、魔物が生まれないことが理想です。
先生:
なかなか興味深いね。
あなたは勇者を目指して頑張るんだね。
それで、鬱になるっていうのは、RPGでいう「MP(マジックポイント)」とか、あるいは体力ゲージそのものが削られてしまっている状態かもしれないね。
実際には思考力というか、集中力というか、そういうところか。
肉体労働に対して、プログラマーは「頭脳労働」って言われたりもするけど、まさにそれね。
さて、MPが不足しないようにするには、どうすればいいのかな?
ぼく:
・・・「勉強」ですね、結局。
どうしたら勉強を好きになれますか?
先生:
そうね、もっと話を戻すと、あなたが徒然と「文章を書く」ように、仕事も自然にできないかな、って話だったでしょ。
いろいろ話が紆余曲折したけど、あなたは文章を書くことが、もともと好きだったわけではないのよね。
ぼく:
学校とかで嫌々書かされてきて、慣れた感じですね。
先生:
そう。「慣れ」ってこと。だから、仕事も「慣れ」なの。「石の上にも三年」ってあるでしょう。
ぼく:
まあ、そういうことになるんですね。
勉強は嫌々してきましたし、勉強も鬱でしたね。
文章を書くのだってそうでした。
先生:
確かに、勉強を「嫌々ながら」するよりも、好きで出来たら理想ですね。
でも、今のあなたには、武器があります。
そう、この「ブログ」です。
最近(つい昨日)勉強の連載も始めたみたいに、業務関係の実力不足の対策というのも、ブログでやっちゃえばいいんだよ。
仕事のプラスにもなりますし、ブログのネタにもなる。一石二鳥だね!
ぼく:
ブログという趣味が、僕を救う存在になるとは。
まあ、最近できた趣味なんですけどね。
「好きなこと」だけで生きていくのは難しいかもしれない。
でも、他人に言えるような、あるいは健康的な趣味というか、特技というか、そういうものがあると、そのエネルギーを活用して、仕事というか人生も、好きになっていける気がする。
ありがとうございました。
P. S.
先生:ちゃんと寝るのは大事だぞ。